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距離 (競馬) : ミニ英和和英辞書
距離 (競馬)[きょり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

距離 : [きょり]
 【名詞】1. distance 2. range
競馬 : [けいば]
 【名詞】 1. horse racing 
: [うま]
 【名詞】 1. (1) horse 2. (2) promoted bishop (shogi) 

距離 (競馬) : ウィキペディア日本語版
距離 (競馬)[きょり]

本項では、競馬の競走を行う距離について概説する。

==概要==
本来、競馬は到達順位を競うものであり、走破時間を争うものではない〔『競馬 サラブレッドの生産および英国競馬小史』p25-26〕。したがって重要なのは「どちらが先にゴールしたかを正確に判定すること」にあり、正確に走った距離を計測する必要性は高くはなかった。自然の地形や野山を駆けてゴールを目指すようなクロスカントリーの競走では、走るルートはある程度自由であり、一定の距離というものは存在しない。
やがて競馬が競技として確立し、規則や記録の整備が進むなかで、走破距離の記録も行なわれるようになった。また、野外の野山を駆けるのではなく、常設の競馬場を走るようになると、競走距離を正確に距離を測ったり、一定の距離を確保することが可能となった。
貴族同士が自ら騎乗して勝負を行い、1対1で賭けを行なうというのが競馬の最初期の姿だったが、やがて、賭けの仲立ちをするブックメーカーの出現によって、第三者が賭けに参加することが可能になった。また、馬の優劣に応じてハンデキャップを与え、どの馬も勝つ可能性が同じぐらいになるように調整する手法が確立すると、第三者による賭けは盛んになった〔『アーバンダート百科』p96〕〔『競馬百科』p395-406“競馬のあゆみ”〕。
この結果、興行的な観点から、より早く決着し、より何度も賭けを行うことができるように、競走の距離は次第に短くなってきた。競走馬に対する投資を早期に回収したいという馬主の思惑もこれに拍車をかけた。競馬の誕生・草創の時期から現代をみると、競走距離は常に短縮化の一途をたどっている〔。このため、ある時代には「短距離」とみなされたものが、次の時代には「長距離」とみなされる。距離の長短は相対的な概念であり、どのぐらいの距離を「長い・短い」と区分するかは、時代や文化、国や競馬施行団体によって大きく異なる。
たとえば、近代競馬の興りとされる17世紀のイギリスでは、1戦6マイル(約10キロメートル)や7マイル(約11キロメートル)の競走を何回戦か行って勝負を決していた。17世紀半ばに創設されたイギリス国内最大の競走であるニューマーケットタウンプレートは、当時の標準的な距離である4マイルのヒート戦だった。18世紀でも5マイルを越えるような競走が当たり前で、中には14マイルの競走の記録も遺されている。イギリスダービーはこの頃に創設されたが、1マイルの競走として創設されたダービーは、当時の基準では『驚くべき短距離』だった。現代のイギリスでは2マイルを越えるような平地競走自体が稀である〔〔『競馬の世界史』p69-88〕。
一方、近年には、世界各地の競走馬を一元的な指標で序列づけようとする試みが様々に行なわれている。その一つがクラシフィケーションである。クラシフィケーションでは、競走馬の評価をするにあたって、距離を5つの区分に分けた。この区分は「1000m - 1300m」というように絶対的な距離を指定するので、相対的な距離区分ではない。この方式(※#SMILE 区分節参照)は国際競走の格付にも援用されており、現代では普及した距離区分である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「距離 (競馬)」の詳細全文を読む




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